東京オペラシンガーズ
1992年、小澤征爾指揮、蜷川幸雄演出で話題を呼んだ歌劇「さまよえるオランダ人」の公演に際して、世界水準の合唱をという小澤氏の要請を受け、東京を中心に活動する中堅、若手の声楽家によって組織された。当公演の合唱は圧倒的な成果を上げ、その評価により、同年、第1回サイトウ・キネン・フェスティバル松本、バイエルン国立歌劇場日本公演(W・サヴァリッシュ指揮)に招聘され、評価を確立するとともに、継続した活動をすることとなった。
東京オペラシンガーズは、サイトウ・キネン・フェスティバル(現セイジ・オザワ松本フェスティバル。小澤指揮サイトウ・キネン・オーケストラとのオペラや宗教曲のCDが発売されている。)、東京・春・音楽祭(第1回から連続出演)を活動の中心に置くほか。ウィーン・フィル(小澤、S・ラトル指揮)、シカゴ交響楽団(R・ムーティ指揮)などなど海外の一流オーケストラの来日公演での共演など活躍を続けている。
またエディンバラ音楽祭、上海国際芸術祭、北京国際芸術祭(相約北京芸術節)への出演等、海外でも高い評価を得ている。